【体験談】宅建試験当日のリアル|手が震えた本番と自己採点35点の結末

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エキカラ

「こんにちは、エキカラです。今回は宅建試験”当日”の記録。先に言うと、全然余裕じゃなかったです」

この記事では、その試験当日のリアルな記録を書きます。

先に白状しておくと、私は当日、人生で初めて「緊張で手が震える」という経験をしました。そして自己採点では「終わった」と思い、合格発表までの1ヶ月間、ずっと落ち着かない日々を過ごしました。

合格体験記というと「余裕を持って受かった人の話」に見えがちですが、実際はまったくそんなことはなかったです。これから受験する方に、本番の空気感と「ボーダーライン上で過ごす時間」の実態を知っておいてもらえたら、この記事の役目は果たせたと思っています。

「この記事でわかること」
  • 独学受験者の試験当日のリアルな流れ
  • 自己採点がボーダーだったときの過ごし方
  • 本番で緊張しないための唯一の対策
目次

前日:最後の追い込みは、しなかった

試験前日は、たまたま休みでした。しかもパートナーと休みが重なった日。

「前日くらい家にこもって最後の追い込みをするべきでは?」と思う方もいるかもしれません。でも私は、少し出かけることにしました。張り詰めたまま当日を迎えるより、いつも通りに過ごすほうが自分には合っていると思ったからです。

とはいえ完全に離れたわけではなく、外出先ではテキストの見直しをしていました。新しいことを詰め込むのではなく、これまで使い込んだページをパラパラとめくる程度。寝た時間は正直覚えていませんが、日付が変わる前には布団に入っていました。

当日の朝:「やることはやった」、それでも

当日の朝は、「もうやることはやった」という気持ちが強かったので、必死にテキストを見返すことはせず、ずっとお世話になっていた宅建吉野塾の動画を流していました。

……と書くと落ち着いていたように聞こえますが、実際はかなり緊張していました。やることはやった。それでも緊張する。部活の大事な大会の前のあの感じです。(わかってくれる人もいるはず)

会場までは電車で移動。遅延があっても間に合うよう、余裕を持って家を出ました。持ち物は前日までに確認済みだったので、当日慌てることはありませんでした。ひとつ言えるのは、使い慣れたテキストを持って行ってよかったということ。会場で新しいものを開くより、これまで勉強してきたものをすぐ見返せる安心感は大きかったです。

会場到着〜試験開始:人生で初めて、手が震えた

私の試験会場は、ビルの中に貸し会議室がいくつもあるような場所でした。想像していた「大学の大教室」とは違う雰囲気です。

周りを見ると、年齢層は幅広く、自分と同じくらいの人から中年の方まで。1人で来ている人が多く、みなさん直前まで参考書を開いて勉強していました。会場は静かでした。

私はまずトイレを済ませてから、席で使い慣れたテキストを見ていました。何かをしていないと落ち着かなかった、というのが正直なところです。

そして、試験開始。

問題用紙をめくり、ペンを持った瞬間——手が震えました。

人生で初めての経験でした。模試は自宅で個人的に解いただけだったので、「試験会場の空気の中で解く」のはこの日が初めて。本番のプレッシャーは、想像していた以上でした。

震える自分の手を見て、「自分はこんなに緊張していたのか」と逆に驚いたくらいです。

でも、そこで思い出したのは、この日までの10ヶ月のことでした。

シフト勤務の合間に勉強時間をひねり出して、テキストと過去問を何周も回してきた。やれることは全部やってきた。だったら、自信を持っていいはずだ。

そう自分に言い聞かせると、少しずつ手の震えは収まっていきました。

試験中:2時間の戦い

手の震えが収まってから、私は1問目から順番に解き始めました。

宅建の解き方としては、「配点の大きい宅建業法(問26〜)から解く」のが定番とされています。でも私は、あえて順番通りに解くことにしていました。理由はシンプルで、過去問演習をずっと1問目から順に解いてきたからです。本番だけ流れを変えると、練習で作ったリズムが崩れる気がしたのです。

結果的に、この選択が私を救いました。

序盤の権利関係(民法など)は、手応えを感じながら進められました。「いけるかもしれない」と思ったのを覚えています。

ところが、法令上の制限あたりから雲行きが怪しくなります。そして宅建業法に入った頃には、明らかにペースが落ちていました。この年の業法は個数問題(「正しいものはいくつあるか」を選ばせる形式)が多く、1問1問に時間を取られてしまったのです。

個数問題は、選択肢を全部正確に判断しないと答えが出せません。「2つは分かるけど残りが曖昧」という状態では正解できない。得点源のはずの業法で、じわじわと時間と気力を削られていきました。

※後から知ったのですが、この年(令和7年度)の個数問題は過去最多レベルの出題数で、特に宅建業法に集中していたそうです。「業法が重かった」のは私の実力不足だけではなかったようです。

もし定番通り「業法から」解いていたら、開始直後にこの重さを浴びて、リズムが崩れていたかもしれません。先に民法で手応えをつかめていたことが、精神的な支えになりました。

終盤は、問題よりも時計を気にしていた記憶があります。全問解き終わったのは、残り5分。見直しの時間はほぼなく、マークミスの確認は一切できませんでした。

試験が終わった瞬間の感想は、「やりきった」ではなく「マーク、ずれてないよな……?」でした。この不安は、合格発表まで続くことになります。

自己採点35点、「終わった」と思った夜

試験が終わった直後の心境は、「手応えがあるような、ないような」。完全に疑心暗鬼の状態でした。パートナーはその日仕事だったので、「終わったよ」と連絡だけ入れて帰路につきました。

家に帰り、すぐに自己採点をしました。使ったのは宅建試験ドットコムの解答速報と、YouTubeでいくつかの速報動画。

結果は、35点

点数が出た瞬間、正直「終わった」と思いました。

宅建の合格点は毎年変動しますが、例年はだいたい35点前後。35点は「受かるかもしれないし、落ちるかもしれない」まさにボーダーライン上の点数です。しかも私には、見直しできなかったマークミスの不安が残っています。もしマークが1つズレていたら——そう考えると、気が気ではありませんでした。

合格発表までの1ヶ月:X(旧Twitter)のボーダー論争を眺め続けた

そこからの約1ヶ月は、今思い出しても落ち着かない日々でした。

時間があればXを開いて、「今年の合格点は何点か」の論争を眺めていました。「難化したから33点まで下がる」という予想を見ては少し安心し、「いや35点だ」という投稿を見ては胃が痛くなる。その繰り返しです。

発表日:泊まり勤務明けの、午前9時30分

そして迎えた発表日の11月26日。その日は泊まり勤務明けでした。

退勤してから少し時間が経った、午前9時30分。合格点の予想はおおむね出揃っていて、自分はギリギリ届いているかどうか。不安の方が大きい中、それでも少しの期待を持って、公式サイトで自分の受験番号を探しました。

——ありました。

自分の番号を見つけた瞬間に感じたのは、「ホッとした」よりも、とてつもない達成感でした。安堵ももちろんありましたが、それ以上に、この10ヶ月間シフト勤務の合間に積み上げてきた時間が、すべて報われた感覚。

最初に直接伝えたのは、パートナーでした。この挑戦のきっかけをくれて、一番近くで見てきてくれた人です。

ちなみに、後から発表された結果を見ると、この年の合格点は33点。過去10年で最も低い合格点でした。例年なら本当にギリギリだった35点は、結果的に2点の余裕がある点数だったのです。あれだけ胃を痛めた1ヶ月はなんだったのか——とも思いますが、この「発表までの1ヶ月の落ち着かなさ」も含めて、宅建試験なのだと思います。

まとめ:これから受験するあなたへ

最後に、私の試験当日の経験から言えることを3つだけ。

  1. 本番は、想像以上に緊張します。 模試を自宅でしか解いていなかった私は、会場の空気に飲まれて手が震えました。可能なら、会場受験の模試を一度経験しておくことをおすすめします。
  2. 解く順番は「練習と同じ」が最強です。 定番の解き方より、自分が過去問演習で積み上げたリズムを信じてください。
  3. 自己採点がボーダーでも、諦めるのは早い。 合格点は年によって変わります。私の年は33点まで下がりました。発表の日まで、何も確定していません。

シフト勤務でも、法律の勉強経験ゼロでも、独学で合格できました。次はあなたの番です。

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